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Posted by - 2020.05.25,Mon
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Posted by 国画会事務局 - 2008.09.10,Wed
■会 期■2008年10月3日~10月31日

■会 場■GALERIE DE L'EUROPE

柚木沙弥郎(1922―)は、日本の伝統的な型絵染めの技法をあますところなく活用して、独特な色彩感と躍動感あふれる形態がおりなすタピスリーを制作し、常に日本のテキスタイルの世界に新風を送り込んでいるアーティストである。彼は現在86歳になるが、その作品は染色の分野では依然として刺激的で突出した存在である。
柚木沙弥郎の作家としての来歴は20代半ばに民藝運動の理論的実践的な指導者の柳宗悦(*)の「工藝の書」との出会いに始まる。無名の職人たちの手になる生活用品や工藝品のなかに民衆の手仕事の美意識があるという柳宗悦の「民藝美論」に強く感動した柚木は、柳の民藝論を最も典型的に実践している染色家・芹澤銈介のもとで制作活動を始める。
柚木作品の特色は、テキスタイルを色彩と形態による空間の装具として見なしていることである。この作家にとって、タピスリーは二次元の装飾品ではなく、いかなる空間にもダイナミックに寄り添う三次元のオブジェであり、壁に飾る単なる装飾品ではなく、布を介在とした色と形の表現なのである。彼の作品は単に布に染めたタピスリーならば壁を飾る工藝品であるが、布をカンバスに見立てた色彩と形態の三次元的な表現と見なせば造形的な作品である。
そのような意味で柚木の仕事は、工藝作品とアート作品の領域の規定が難しく、それによって彼の表現は問題をはらむ刺激的な作品となっている。
内海禎子(日本民藝館)

* 柳宗悦の仕事は2008年9月30日から2009年1月11日まで、パリQuai Branly美術館にて紹介される。

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